
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料は、どちらもスポーツドリンクの一種ですが、体への吸収スピードや、含まれる電解質(ミネラル)や糖分の濃度が異なります。それぞれの特徴を分かりやすく説明します。
### アイソトニック飲料
* 特徴: 体液(血液や汗など)とほぼ同じ浸透圧で作られているため、体への吸収が速いのが特徴です。
* どんな時に良いか:
* 激しい運動や長時間の運動で、大量の汗をかいて失われた水分と電解質を素早く補給したい時。
* 運動中のエネルギー補給も同時に行いたい時。
* 含まれるもの: 水分、電解質(ナトリウム、カリウムなど)、糖分(ブドウ糖、果糖など)がバランス良く含まれています。
* 例: アクエリアス、ポカリスエットなどが代表的です。
### ハイポトニック飲料
* 特徴: 体液よりも低い浸透圧で作られているため、アイソトニック飲料よりもさらに速く水分を吸収できるのが特徴です。
* どんな時に良いか:
* 短時間で集中的な運動や、それほど大量の汗をかかない運動で、主に水分補給をしたい時。
* 運動後のクールダウン時など、体温を下げるためにも水分を効率よく吸収させたい時。
* 含まれるもの: 水分が中心で、電解質や糖分はアイソトニック飲料に比べて少なめか、含まれていないものもあります。
* 例: スーパーH₂O、CCレモン(一部のスポーツドリンクタイプ)などが挙げられます。
どちらのドリンクを選ぶかは、運動の種類、時間、強度、そしてその時の体の状態(どれくらい汗をかいているかなど)によって使い分けると良いでしょう。
